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2019.2.27 Wed

「恋とニュースのつくり方」(2010)

「恋とニュースのつくり方」(2010)でレイチェル・マクアダムスが演じるベッキーは、有名テレビ局のプロデューサー。そういうと華やかに聞こえるかも知れませんが、地方局で懸命に働いてきたのにリストラされたという苦い過去があり、現在も低視聴率の朝の情報番組のテコ入れを命じられているという厳しい状況です。伝説的なキャスターだったマイク・ポメロイ(ハリソン・フォード)を口説き落として担当している番組に呼んだところまでは良かったものの、自己中心的でワガママな彼には振り回されっぱなし。番組が失敗したら、また仕事を失うかもしれない。そんなストレスにさらされているベッキーは、私生活でも自分に自信が持てません。局の憧れの先輩、アダム(パトリック・スチュワート)から誘われても舞い上がった挙句に変な行動を取り、デートの途中で帰ってしまうのです。

そんなベッキーに、アダムはやり直すチャンスを提示してくれます。いきなり恋愛モードに突入するのではなく、まずは彼の家で食事でもしてゆっくり話をし、お互いを知り合おう。そう約束したものの、アダムの部屋で二人きりになった彼とベッキーは我慢が出来ず、熱烈なキスを交わします。二人で抱き合いながらソファへと突進していく時に、ベッキーがスカートを脱いでいく様子がコミカルでキュートでした。その時に彼女がはいていたのが、黒のレースでトリミングされた白と黒のプリントのショーツ。レースのソングだといかにもそういう展開を期待していた風だし、あまりに地味な下着だとそれも寂しい。セットのブラまでは見られませんでしたが、これは「何かあるかもしれない二度目のデート」のランジェリーのチョイスとしてはちょうどいい路線なのかもしれません。ブラまで確認できなかったのは、ベッキーにブラウスを脱ぐ暇がなかったせい。そうなる前にアダムが番組直前に深酒をするマイク・ポメロイの悪い癖を思い出し、彼女に忠告したからです。仕事が第一のベッキーはそのまま、外へと飛び出して行きました。スカートをはくのも忘れて。

山崎まどか

コラムニスト、翻訳家。映画や音楽、文学などカルチャー全般に造詣が深く、特に女子という軸から紐解く独自の視点にファンが多い。主な著書に『女子日和』(アスペクト)、『オリーブ少女ライフ』(河出書房新社)など

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